☆子供に優しい防音工事・Q&A(子供の騒音対策がわかる)☆
Q01 「子供に優しい防音工事」とはどのようなものでしょうか?
Q02 子供の足音は「重量衝撃音(LH- )」で、完成後の建物での対応は難しいと聞きますが?
Q03 「重量衝撃音」対策のRS防音マットの防音の仕組みはどのようになっていますか?
Q04 費用はどの程度必要でしょうか?
Q05 RS防音スポンジマットは簡単に敷くことが出来るのでしょうか?
Q06 RS防音スポンジマットにはどのような種類がありますか?
Q07 RS防音スポンジマットの上に敷く、仕上げ材はどのような材料が可能ですか?
Q08 RS防音スポンジマットの上に敷く仕上げ材の施工法は如何するのですか?
Q09 RS防音スポンジマットを使うと実際にどの程度の効果がありますか?
Q10 「RS防音スポンジマット」の防音効果以外の長所はありますか?
Q01
「子供に優しい防音工事」とはどのようなものでしょうか?
A01
子供は1歳過ぎるころから歩き始めます。少し大きくなると動き回ることが楽しくなります。幼児が歩いたり走ったりするのは自然な成長の証です。 しかし、幼児の場合、歩いたり走ったりするとき、体の関節や筋肉を上手に使えないため、大人より大きな音を出して動き回ることになります。この時出す音が、上下階や近隣とトラブルになる例が少なくありません。 このため、親はなるべく動きまわることを止めさせようと、度々怒ることになり、親も子供もストレスが溜まり、爆発し余計下階や、近隣に迷惑を掛ける事にもなりかねません。
そこで、子供の動きをある程度許容出来るように床の対策をするのが、 「子供に優しい防音工事」なのです。 親子のストレスも少なくなりますが、子供(幼児でも)の足音は重量衝撃音に属するため、効果的な対策があまり無いのです。 しかし、「RS防音スポンジマット」は重量衝撃音の子供の足音対策に効果的な防音対策が出来る数少ない材料の一つですので、「RS防音スポンジマット」を使った防音対策を「子供に優しい防音工事」と名付けました。
Q02
子供の足音は「重量衝撃音(LH- )」で、完成後の建物での対応は難しいと聞きますが?
A02
その通りです。椅子の引きずり音や食器の落下音などの軽量衝撃音(LL-表示)は完成後でも比較的対策が取りやすく、LL-40程度の軽量衝撃音対策の絨毯や防音マットを敷くことで、効果を発揮します。 したがって、新築マンションや戸建も防音対策として簡単な軽量衝撃音対策をし、「防音を施した住まいです。」と表示していることが多く、いざ子供が出来て動き回りだすと、床の音がうるさく当てが外れる「住まい」が多いのが現状です。 さらに、「重量衝撃音」(LH-表示)対策は完成後は難しいとの意見も多く途方にくれる人も沢山いる事も確かです。
しかし、完成後の「重量衝撃音」対策も可能なのです。その対策が、「子供に優しい防音工事」でして、適度な厚さと、硬さと、3層構造のRS防音スポンジマットで、騒音発生時のエネルギーを吸収し、初期発生騒音を小さくすることで、「重量衝撃音」に対応する工法です。この対策法が、リーズナブルな「幼児や子供の床衝撃音」対策です。
Q03
「重量衝撃音」対策のRS防音マットの防音の仕組みはどのようになっていますか?
A03
RS防音マットの防音の仕組みは、そのスポンジ状マットの適度な厚さと柔らかさで、子供の足が床を押す(蹴る)時のエネルギーをスポンジマットがショックアブソーバーのように沈み込むことで吸収し、エネルギーが小さくなるため、発生騒音も小さくなります。 さらに、小さくなったエネルギーを3層の面で拡散しより広い面に伝えるため、初期発生音が抑えられ、階下などの人に聞こえる音が小さくなります。 初期発生音が小さくなることで、室内側の壁や天井、窓などの防音対策も不要になり、防音対策としては経済的です。(声や楽器などの防音対策が必要な場合は別)
Q04
費用はどの程度必要でしょうか?
A04
凡その費用は、10畳程度のLDと廊下5m程度をモデルとし、RS防音スポンジと、その上に500mm角のタイルカーペットを敷く場合の費用としました。「子供に優しい防音工事」でも、3通りの施工法があります。 @自分で施工する場合:この場合は材料だけの費用で済みますのでとても経済的です。TVラックやテーブル、ソファーなど重いものを置く強力スポンジマットや、はり始が楽なフチ材も含めて、110,000円〜130,000円程度になります。@レベルでは6,000円/u程度です。 Aスポンジマットのみで施工も頼む場合:@に施工費をプラスして、180,000円〜200,000円程度になります。Aレベルまで施工して9,000円/u程度と考えてください。 Bスポンジマット+タイルカーペットで施工も頼む場合:Aにタイルカーペットの施工とドアのアンダーカット等で、370,000円〜400,000円程度になります。Bレベルまで施工して17,000円/u程度と考えてください。
Q05
RS防音スポンジマットは簡単に敷くことが出来るのでしょうか?
A05
RS防音マットは、カッターで簡単に切れますし、敷きはじめが楽な縁材もありますので、実用本位で考えれば誰でも簡単に敷くことが出来きます。 長い辺がある部屋の2辺に縁材を付けたRSスポンジマットを並べ、部屋の反対側の壁までジョイント式に繋いでゆけばほとんど出来上がりです。 反対側の壁際に入る最後の一列(2辺分あり)は壁に合わせてカッターでカットしはめ込みます。基本的にはこれで終了ですが、家具や部屋の変形等があると少しやっかいです。 家具や壁を傷つける可能性がありますので、日曜大工が好きな人以外は、隅のほうは防音効果に影響ありませんので、少し大きめにカットし隙間があっても気にしないようにしてください。 開き扉部分はほとんどの扉が防音マットに引っかかりますので、扉の軌跡に合わせてすこし大きめにカットします。扉の枠や出入り口の枠部分も少し大きめにカットします。 施工を任せた場合には、ドア、枠廻りや壁端部が綺麗に仕上がりますが、日曜大工が好きな方や経済的にやりたい方は、ご自分達で敷くのがお得です。
Q06
RS防音スポンジマットにはどのような種類がありますか?
A06
RS防音スポンジマットには、@490mm角のジョイント式RS防音スポンジマット A最初に壁際に敷く縁材でロング(コーナー部分の隙間を埋める長さをプラスした部材)とショート(一般用部材) B既存床とRS防音スポンジマット厚さ21mmとの、段差を解消するためのテーパ部材(上部に仕上げ材を敷く時のみ使用) Cテーブルやソファー、TVラック、ピアノ、本棚、戸棚などを上に置いても潰れない21mm厚さの強力スポンジマット及び強力マットの縁材があります。
マットの断面は目で見る範囲の倍程度に拡大しています。RS防音マットの方が気泡が大きく素材が柔らかく、強力マットはより気泡が小さく樹脂の密度が高くなり素材が硬くなります。そのた柔らかさと3層の面による音の分散効果により、防音性能はRS防音スポンジマットの方がより効果が高いのです。
Q07
RS防音スポンジマットの上に敷く、仕上げ材はどのような材料が可能ですか?
A07
RS防音スポンジマットの上に敷く仕上げ材としてお勧めしているのはタイルカーペットです。タイルカーペットは、500mm角の表面が絨毯状の仕上げ材ですので、RS防音スポンジマット同様上に敷けば、部屋の壁の形状に合わせてカットが可能で綺麗に仕上がります。 防音的にも、床衝撃音エネルギーの吸収と拡散を助ける効果があります。 費用の項の@またはAでその上に経済的な仕上げ材を敷きたい方は、ホームセンターなどの、6畳、8畳敷きの絨毯や、茣蓙、コルクカーペット、ウッドカーペットなどを敷くことも出来ます。 いずれの仕上げの場合も、RSスポンジマットとの接着には周辺部にじゅうたん用両面接着テープを使用すると固定できます。
Q08
RS防音スポンジマットの上に敷く仕上げ材の施工法は如何するのですか?
A08
自分でタイルカーペットを使い仕上げまで施工する場合の注意点です。 タイルカーペットの場合は1枚当り3本のじゅうたん用両面テープ(幅50mm)を使い、端から貼ってゆきます。両面テープを3本平行に壁から壁まで貼付け、その上にタイルカーペットを並べてゆきます。 茣蓙や絨毯は部屋の形状に合わせてカットし各辺の下を両面テープで貼付けます。ウッドカーペットやコルクカーペットも各辺を両面テープで貼り付けますが、持ち上げられない辺は省略しても大丈夫です。 ウッドカーペットやコルクカーペットが設置し難い場合には目地に沿って一度カットし接着しながら合わせてゆくことも出来ます。 注意として、タイルカーペットや茣蓙、絨毯に比べて、ウッドカーペットやコルクカーペットを使うと防音効果は低下します。
Q09
RS防音スポンジマットを使うと実際にどの程度の効果がありますか?
A09
RS防音スポンジマットの実際の効果は、下の階の人が防音をやってくれたと感じられる程度、凡そ現状の騒音の半分程度になると経験上判っています。 しかし数値に置き換えるのは、実験室と実際の建物ではそれぞれ違いがあり難しいことなのです。ちなみにLL-40との防音床材がありますが、防音効果がある床材としてもランクの高い床材ですが、この床材を使って実際のマンションに近い実験をしてみると、LL-40表示の床材の値が、LL-50程度の値になります。 LL-40との表示は実際の建物でも40dB程度になるつもりなのですが、実験室の値と現実の建物の値とは10dB程度の数値の違いが出てきます。 リソーの「RS防音スポンジマット」のLL-値は、現実の建物に近い実験での結果ですので、「RS防音スポンジマット」を施工した後での結果がとても良いのです。ちなみに「RS防音スポンジマット」はLL-40の床材(実際にはLL-50を示す)の上に敷いて、現実にLL-40程度の値になりますので、床材のみで出ていた値の半分程度の騒音になるのです。 重量衝撃音では、LH-50程度の実力ですが、重量衝撃音でLH-50ならば、かなり静かな床の衝撃音です。 また、建築学会の検査方法が重量衝撃音では、子供の足音よりヘビーな方法になっています。 そのため、LH-50程度の「RS防音スポンジマット」の重量衝撃音の防音効果が、一般にマンションに貼られている床材から出る騒音を、半減程度にすることができるのです。
Q10
「RS防音スポンジマット」の防音効果以外の長所はありますか?
A10
「RS防音スポンジマット」の長所は重量衝撃音(LH- )を軽減する以外に、とても高い保温効果と危険防止効果があります。 まず、保温効果ですが、そのまま直接座ったり寝転んだり、もちろん立っているだけでも、じわじわ暖かさを感じます。熱源は全くありませんので、究極の床暖房と言えるほのかな暖かさが感じられます。 ただし、熱源は自分自身の熱ですので、その熱を逃がさず暖かさを感じるためには、風の流れがほとんど無いことが効果的な環境です。直接肌が触れている部分は柔らかい暖かさが感じられます。 究極のエコロジーマットですので、キッチンマットや脱衣室のマットとして使えば効果的です。キッチンで調理や洗い物をする時にエネルギーの要らない床暖房として使えます。 脱衣室では冬に服を脱ぐ時脳溢血を起こす高齢者が多く、暖房をしても床まで暖めるのはかなり難しいからなのです。「RS防音スポンジマット」を床に敷くことで、足の裏が冷たく感じることがなくなりますので、脳溢血防止になります。 また、スポンジマットとしての柔らかさで、転倒時の傷害防止にもなります。高齢者やハンディキャップの方々には特に価値があります。
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